第7回三条夏まつり協賛会(会長・斉藤弘文三条商工会議所会頭)は17日、第1回全体会議を開き、ことしの夏まつりは8月5、6、7の3日間、例年通りの内容で開くことを決めた。
協賛会会員など約88人が出席。協賛会組織、開催期日、行事、収支予算(収支とも5,250万円)などをいずれも原案通り決めた。東日本大震災で三条市に避難している人たちにも参加してもらえるように、各行事部会などで検討することも決めた。
斉藤会頭はあいさつで、震災があっても「被災地を復興支援するためには、支援するものが元気がなくてはならない」という考えを示し、3月25日の議員総会でこれまで通りの夏まつり実施を提案、大勢の賛同を得たとした。
さらに、宮城県仙台市の商工会議所会頭も被災地ではないところが自粛したら活力がなくなるので、ふだんの生活を続けて支援を求める訴えており、被災である仙台の七夕まつり、石巻の花火大会もこの夏、例年通りに行われることも紹介した。
14、15日と行われた三条祭りは大勢の人が参加し、「やってもらってよかった」、「こんな素晴らしいお祭りをやってもらって元気になりました」と言う声を多く聞いただけに、「できるだけ期待に応えるような夏まつりにしていきたい」と意気込んだ。
しかし、「今まで通りにと無理をしてやるようなことはしない。皆さんのできる範囲で、立派な夏まつりになるよう、いろんな工夫をしていきたいと思っている」と協力を求めた。
名誉会長の国定勇人三条市長は、おそらく夏祭りの季節を迎えてもかなり多くの福島県の浜通りから避難されている方々がいられると思うとし、そうした人たちにも「希望と夢と勇気を与えることができるようなお祭りになることが大切なんだろう」と述べた。