21、22の2日間、三条市東公民館で新潟県内大学合同卒業設計コンクール2011が開かれる。初めて三条市を会場に今春、県内大学を卒業した卒業生の卒業設計の公開展示、審査が行われるので、主催者では広く来場を呼びかけている。
社団法人日本建築家協会(JIA)関東甲信越支部新潟地域会が主催。新潟大学(新潟市)と長岡造形大学(長岡市)から5点ずつ、新潟職業能力開発短期大学校(新発田市)から1点の11点の出展があり、それぞれ卒業制作として行った建築設計をパネルと模型で展示し、21日午後1時から22日午後5時まで公開する。
22日午前10時半から公開審査を行い、1次審査のあと出展者による2次審査プレゼンテーションを行って午後4時半に終わる。
県内の大学で建築設計を学んだ学生の卒業設計を対象としたコンクール。1位になった作品は全国コンクールに出展される。
これまで新潟市や長岡市、ほかに新発田市でも開かれたことがあるが、三条市で開かれるのは初めて。三条市曲渕2、新建設計の代表でJIA会員、一級建築士の金子晴俊さん(59)が実行委員長を務める。
金子さんは4年前に半年間、長岡造形大学で非常勤講師を務めた。当時の教え子2人も出展する。「建築設計の道を目指す高校生や大卒者を採用する建築関連の企業の人からも来場してほしいですね」と金子さん。地元三条市の県立県央工業高校に設置されている建築工学科の生徒の見学にも期待している。
審査などの支障にならない限り、すべてを公開し、自由に見学できる。コンクールに関する問い合わせは新建設計(電話:0256-35-5260、電子メール:sinken@topaz.plala.ne.jp)の金子さんへ。