三条市に避難している人の大半を占める福島県南相馬市は、5月25日と27日に最初の警戒区域への一時帰宅を実施 (2011.5.20)

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福島第一原子力発電所から20キロ圏内で立ち入り禁止となっている警戒区域内への一時帰宅が進み、三条市によると、市内に避難している人の大半を占める福島県南相馬市では、5月25日と27日が最初の警戒区域への一時帰宅となる。

南相馬市で陸前浜街道を南下すると鶴谷地区の交差点で福島原発から半径20キロの計画区域のため設置された立ち入り禁止のバリケード(5月2日撮影)
南相馬市で陸前浜街道を南下すると鶴谷地区の交差点で福島原発から半径20キロの計画区域のため設置された立ち入り禁止のバリケード(5月2日撮影)

人数が多いのですべての希望者が一度に一時帰宅できず、南相馬市では、23日ころまでに対象者を決めるようだ。

このほか、三条市に避難している人がいる自治体では、浪江町が26、27日に一時帰宅を行うが、三条市に避難している人に対象者はいなかった。同町の一時帰宅は、次回は6月4、5日の見込みだ。

双葉町は26、27日で三条市は対象者なし。大熊町は29、30日、富岡町は25、29、30、31日を予定している。

三条市では、市内に避難している人が一時帰宅の対象となったら、人数に応じてバスや市有車で各自治体に送り届ける。

20日現在で、東日本大震災や原発事故の影響で三条市に避難している人は約450人。うち、296人が4か所の避難所に、約200人が公営住宅や民間賃貸住宅、市民提供物件、施設などに、16人が親せきや知人の家で生活している。


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