毎年、燕市柳山の諏訪神社で春祭りで神楽を奉納している柳山神楽組合(関谷重規会長)は24日、東日本大震災の義援金として燕市に5万円を寄付した。
同組合から酒井貴人さん(36)=柳山=と坂井清拡さん(61)=同=の2人が午後1時に市役所を訪れ、鈴木力市長に善意を手渡した。
同組合は毎年4月26、27の2日間、地元の鎮守、諏訪神社の春祭りで神楽を奉納しており、町内の回覧板で同意を得て、同組合が受けた祝儀などから5万円を拠出して寄付した。
「神楽をもってきて、ここでひとつ舞を披露させていただいてから義援金なんかいうと非常にインパクトがあって…」と酒井さん。しかしなかなか日程が合わず、「少しでも早い方がいいだろうと」この日、寄付した。
鈴木市長に柳山の神楽の歴史を問われて坂井さんは「正式には80何年とか」。「分水町横田がこの辺の元のようで、それから道金へ流れたのと、小池経由で柳山に流れたのと」とちょっとした神楽の伝播の歴史も紹介。「還暦なってまだ踊り子やってんだいね。真っ赤な着物着せらって」と笑っていた。