つばめ福祉会の運営する認知症対応型共同生活介護の施設「グループホーム白ふじ」=燕市秋葉町4・池田兼一センター長=に24日、燕市立つぼみ保育園の子どもたちがボランティアに訪れ、入居者と一緒にサツマイモの苗を植えた。
同ホームは、企業の社員寮を改修して平成15年に開設、定員9人。つぼみ保育園とは同じ通り沿いの近所で、入居者が保育園で運動会や遊戯会を見学したり、桃の節句に花を生けたりといった交流はあるが、大勢の園児が施設を訪れてボランティアしたのは初めて。
午前10時ころに同保育園の4歳児と5歳児の計56人が歩いて施設を訪れ、80歳代から90歳代の入居者や同施設職員が見守るなか、施設内の畑に持参したサツマイモの苗を1人1、2本ずつ植えた。
入居者のお年寄りは、子どもたちの元気な姿に目を細め、優しく見守り、職員は「子どもたちが来てくれると表情が生き生きとして、楽しさが伝わってくる」と話していた。。
また、職員が車いすに乗った93歳のおばあさんを「みんなと90歳くらい年が離れているんだよ」と紹介すると、30人ほどの園児が一斉におばあさんのそばに集まって、顔をのぞき込んだり、手をさわったり、じっと見詰めたりしていた。
サツマイモは、施設の職員が主に管理するが、保育園の散歩の途中などで成長を見に来てもらうことにし、秋には一緒にに収穫を楽しむ。