燕三条ブランド検討委員会は24日、燕三条地場産業振興センターで今年度初会合の第10回委員会を開き、新委員長に中野信男燕商工会議所副会頭、新副委員長に山井太三条商工会議所副会頭を決め、平成23年度の事業概要などを協議した。
同委員会は2008年に発足し、三条市と燕市が一体化した地域ブランド「燕三条ブランド」づくりに取り組んでいる。規約では両市の商工会議所や商工会、観光協会、企業経営者、東日本旅客鉄道、両市の職員など23人が委員で、欠員もあって現在は20人で構成する。
この日は11人が出席し、正副委員長を選任し、平成23年度燕三条ブランド事業概要、燕三条ブランド検討委員会設置要綱の一部改正、燕三条ブランドマーク使用許可基準の一部改正について協議し、すべて原案通り決めた。
平成23年度の事業では、地場産センター事業の「産業観光事業」では、4月から燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」に燕三条ブランド推進室職員1人を観光コンシェルジュとして配置。ものづくり、工場見学など新たな観光スポットの提案やまちあるきルートの開発などを取り入れた事業を推進する。
JAPANブランド事業では昨年度、キッチンツールとガーデニング用品などの新商品開発を実現する。
また、民間企業などの活動支援としてレストラン事業をあげ、昨年度の活動を踏まえて、事業の実施主体や方法の検討を進める。3月29日開催の委員会で、地場産業振興センター内のレストランメッセピアの活用を提案しており、レストラン内で使用するカトラリーやメニューを検討している。