5月8日に「第1回三条削ろう会 東日本大震災復興祈願・三条記念事業」の200年杉御柱建てを行った三条削ろう会(馬場政行会長)が25日、会場に設置した募金箱に寄せられた3万8,000円余りを三条市に避難している人たちのために役立ててほしいと三条市に寄付した。
三条削ろう会の山崎善史代表と明間隆三実行委員の2人が午前9時半に市役所を訪れ、吉田実副市長に寄せられた善意38,234円の入った箱を手渡した。
「第1回三条削ろう会 東日本大震災復興祈願・三条記念事業」は7、8の2日間、三条鍛冶道場と三条小学校体育館を会場に開かれた。8日に行った高さ10メートルの御柱を建てた「200年杉御柱建て」とは別に、7日から三条鍛冶道場の玄関前に100年杉御柱建てとして慰霊塔を建て、大勢の市民が手を合わせた。
募金箱はその慰霊塔の前に設置したもので、募金箱に入っていた千円札と硬貨数百枚のずっしりとした善意を、そっくり箱に入れて届けた。
山崎代表らは、「一日も早く、避難している皆さんが(ふるさとに)戻られることを祈っています」と話していた。