鈴木力燕市長は27日、定例記者会見を行い、一般会計6月補正予算3,745万4千円の概要など5項目を発表した。
東日本大震災に伴う被災者支援などでこれまで3回、災害救助費として補正予算を専決処分している。6月補正予算では、さらに災害救助費1,036万円4千円を計上。ほかに国県事業・政策的経費などが1,132万5千円、一般経費1,576万5千円の内訳。国県事業・政策的経費では、子ども夢基金による具体的な活用事業400万円も含む。
ほかの項目では、新エネ補助金による太陽光パネルの第1号が設置されたこと、燕市発の着地型観光の推進、燕郵便局での住民票などの交付開始、職員採用試験の実施について発表した。
新エネ補助金による太陽光パネルは、20日までに4件の申請、20件の問い合わせがあった。その第1号が設置されたもので、5月19日までの1カ月間で457.7kWhを発電し、CO2削減は254kg-CO2、経済効果は電力会社への売電が1万6,713円、太陽光発電で電気がかからなかった分が2,233円の1万8,946円となった。
燕市発の着地型観光の推進では、今年度6回の燕・弥彦産業観光戦略会議を開く。燕市と弥彦村、両市村の観光協会、県三条地域振興局、県観光協会が参加し、地域資源を活用した燕市のPRを検討する。第1回は30日午後1時半から市役所で開く。
燕郵便局での住民票などの交付開始は、すでに小池、小中川、燕南、神田町、国上の各郵便局で住民票などの交付を行っており、それに次いで市内6カ所目の業務開始。職員採用試験は来春採用の一般行政6人ていどと土木若干名の募集するのに伴い、6月1日から28日まで応募を受け付け、7月24日に第1次試験を行う。