三条市は31日、梅雨を前に大雨などによる災害に備えて、ことしも市内の河川や山地などの危険カ所6カ所を巡視した。
毎年、出水期を前に行っている巡視で、市長や副市長など市の災害対策本部や消防本部、県三条地域振興局、三条署など合わせて20人余りが参加。7・13水害により災害復旧等関連緊急事業を行った場所など、三条地区2カ所、栄地区1カ所、下田地区3カ所の河川、ため池、山地の計6カ所を回り、担当者から災害や危険度、工事の状況などを聞いた。
三条地区では、大野畑の貝喰川も巡視。信濃川に架かる三条大橋の下流の信濃川災害復旧等関連緊急事業として、貝喰川の洪水被害をなくすために設置された逆流防止樋門と樋門近くの貝喰川の様子などで、災害時や工事の状況などを担当の職員により聞き、それぞれが気を引き締めていた。
また、三条市では6月29日に、ことしも水害を教訓に策定した三条市水害対応マニュアルに基づく水害対応総合防災訓練を行う。この日、巡視した危険カ所は次の通り。
三条地区=▲貝喰川・大野畑▲篭場団地・篭場(山地)
下田地区=▲五十嵐川・島潟▲同・荒沢▲湯舟沢ため池・原上
栄地区=▲大面川(支川)・大面、北潟