アウトドアブランドのスノーピーク=山井太社長・本社三条市中野原=は31日、三条市に避難している人たちのために役立ててほしいと、100万円を三条市に寄付した。
午前9時に同社の阿部高久管理本部長が市役所を訪れ、国定勇人市長に善意を手渡した。
同社は震災直後から、ユーザーに呼びかけて集まったマットやシュラフ、テントなどをいち早く届けるなどの被災地への直接的な支援を続けてきたが、三条市でも避難している人たちが避難所からアパートに移るなど新しい生活のための支度金をはじめ、まだまだ支援が必要だということを聞き、できることをと三条市への寄付を決めた。
山井社長の思いとしては、三条の水害や中越地震などで被災した時には、全国のみ人たちから支援してもらい、その恩返しもあると思うと、阿部本部長が伝えた。
また、同社の呼びかけで集まった支援物資は、1000を超える数が届いたと言い、「皆さんの気持ちと会社とのパイプの太さを感じた」と感謝。山井社長を先頭に宮城県石巻市に支援物資を届けるとともに、現地のボランティアセンターとともに支援活動を行った。
国定市長は「素早い対応だったなど感心しました」。阿部本部長は最初の出発時は目的の石巻市まで行きつけるかも心配だったとしたが「早いのがいちばんの支援ですから」と話していた。