窓から入る日差しを植物のカーテンで遮り、室温を下げるのが「緑のカーテン」。この夏は東日本大震災で発電所が被害を受け、夏の電力不足が心配されるなか、緑のカーテンに対する注目が近年にも増して高まっており、総合商社の三条市興野3、金武(株)=金子太一郎社長=が取り扱う緑のカーテンのキットは、入荷のめどが立たないほどの人気だ。
同社の子会社で各種LED照明・環境関連商品卸販売の(株)エコマックスが、緑のカーテンのキットを販売している。支柱とネットがセットになったもので、立てかけタイプとつりさげタイプを2年ほど前から取り扱っている。
ことしは震災後に注文が殺到し、メーカーにも直接、全国から受注があって現在は入荷の見込みが立たないくらいだ。
緑のカーテンは、赤外線を遮り、葉の気孔が水蒸気を放出する蒸散作用で、気温の上昇を抑える。昨年は同社事務所の西日が差し込むガラス張りの面にアサガオのカーテンを設置した。
気温は計らなかったが、昨年の猛暑でもブラインドで光を遮るより快適。緑は見た目も涼しく、アサガオの花も楽しむことができ、一石二鳥、三鳥で好評だった。
同社ではキットがなくても、ホームセンターなどで園芸ネットといぼ竹(支柱)を買い、人気のゴーヤやアサガオ、キュウリ、フウセンカズラなどツル性植物を植え、育てていけば簡単に作られると言う。
同時に省エネや節電対策で同社のLED照明も人気だ。同社では、事業所などを対象に6月30日までLED型蛍光灯導入キャンペーンを行っている。
同じ明るさで消費電力はこれまでの蛍光灯の50%。寿命は4倍以上と長い。キャンペーンでは、100本以上のまとまった注文なら40W相当のLED蛍光灯を1本3,980円(税込4,179円)で販売しており、限定数がなくったら終わる。詳しくは同社(電話:0256-46-8045)へ。