与板町商工会と越後与板打刃物組合は4、5の2日間、長岡市与板町・与板体育館で「越後与板打刃物職人まつり ミニ削ろう会」を開き、与板特産の 打刃物や全国から参加する大工などによるうす削り大会、「ちょうなはつり」など匠の技術を披露する。
削りストとよばれる鉋(かんな)の使い手が集まり、台鉋でより薄く、美しい 削りくずを競う競技「うす削り」をはじめ、宮大工による「ちょうなのはつり」、「鉋の台打ち」、「柱や梁の継手の実践」、一般の人も参加する「削り花製作(アートコンテスト)」、木工具温故会の木工具展示などを行う。
ちょうなのはつりでは、長野、岐阜、静岡などの宮大工が参加し、山古志から切り出した丸太を斧などを使って人の手で角材に仕上げる昔なが らの技術を披露。丸太は、長さ6メートル直径60センチのケヤキをはじめ、長さ4メートルのマツやスギなど5本。
与板では、これまで削ろう会の全国大会を2回開催したほか、ミニ削ろう会は昨年は休んだものの毎年、継続。こと しは全国から130人余りが参加する。
2日間とも与板の打刃物をはじめ、県内外の出店も含む大工道具の展示即売を行う。また、2日目の5日のみ、山古志牛の岩塩炭火焼も登場する。
競技の参加者の受付時間とは別に、一般の見学は、4日は午後1時から4時半まで、5日は午前9時から午後5時まで。入場無料。問い合わせは、ミニ削ろう会(事務局 与板町商工会電話:0258-72-2303)へ。