三条デザイン研究会(山井太会長・59会員)は7日、三条市中野原、スノーピーク本社で平成23年度定時総会を開いた。
総会の会場は、4月にオープンしたばかりの山井会長が社長を務めるスノーピークのキャンプフィールドを併設した本社「ヘッドクオーターズ」会議室で、総会前に同社の見学を行った。
会員38人が出席し、平成22年度事業報告と同収支決算報告を承認、平成23年度事業計画と同収支予算などをすべて原案通り決めた。
同会は、燕三条地場産業振興センター内に事務局を置き、会員相互の交流でデザインの創造的な開発研究を促進し、地域産業の発展に寄与するのが目的。定例会のほか、県内デザイン団体(新潟DNA)交流事業企画、実施なども行っている。
会員は分科会に所属し、プロダクトデザイン、R&D、ビジュアルデザイン、クリエイティブ・ディレクション、デザイン振興戦略、地域ブランド、景観デザインの7グループのいずれかでも活動している。
山井会長はあいさつで、「昨今、日本という国が国難に遭遇し、ともすれば気持ちが暗くなるそんなご時世だが、そんな時だからこそ、われわれはデザインという切り口で新しい時代を開いていったらいい。いろんな困難に対しても切り込んでいくことが求められている時代では」と話し、三条デザイン研究会についても「燕三条地域から世界に発信するような活動を一緒に行わせてもらえればありがたい」と協力を求めた。