6月の「〜三条マルシェ〜ごった市@ホコテン」が12日、三条市・本寺小路周辺で開かれ、前回5月より2,800人多い約1万6,800人の人出でにぎわった。
三条マルシェは、三条産の農作物、地元でとれた旬の果物を使ったスイーツ、手作りのクラフトや工芸品など三条産をはじめとするおいしいもの、楽しいこと、すてきなことを提供する「市場」。昨年から開き、市の中心市街地で会場を変えて今回で通算4回目、ことし2回目。回を重ねるごとに出店者も来場者も増えている。
今回は前回より6店多い48店が出店。地場産農産物、グルメ屋台、クラフトなどの販売したほか、東北地方交流出店として東日本大震災被災地から福島県南相馬市の塩ちゃんこ、今回初参加の宮城県塩竈市の水産加工品、福島県矢祭町の生花の販売もあった。また、ステージイベントとして松葉幼稚園歌、三条翔波のよさこいソーラン、ア・カペラライブなどで来場者を楽しませた。
最高気温22.9度のさわやかな初夏の陽気に恵まれ、開店の午前10時半前から多くの市民が来場し、準備の整った店舗から販売も始めた。来場者のリピーターも増えているようで、スイーツや子供用の手作り品の店など目当ての店舗に直行し、開店から間もなく行列ができる人気店もあった。
また、初出店の塩竈市の店舗では、魚の一夜干しやワカメ、ノリなどの水産加工品や同市にある蔵元の日本酒などを販売。大きな声で呼び込みをしたり、丁寧に商品説明をしたりと心のこもった対応に、多くの客が足をとめ、「被害があったんでしょう」、「大丈夫ですか」と震災の影響を心配しながら三条マルシェの出店ではほかにない海鮮品の買い物も楽しんでいた。
午前中を中心に終了まで切れ目なく訪れた来場者で小路はお祭りのにぎわい。パルム1跡地脇から昭栄通り、東別院に向かう本寺小路の一部、東別院の境内に並んだ店舗の1件1件をのぞきながら、買い物と町歩きを楽しんでいた。
三条マルシェは、次回、7月9日に五十嵐川の常盤橋と御蔵橋間の右岸河川敷での開催が決定している。