三条市民プール(吉原聡館長)の屋外プールがことしも15日、オープンした。青空が広がって午前中には4、5人が今シーズン初泳ぎを楽しんだ。
屋内温水プールは1年を通して利用できるが、屋外プールの利用は6月15日から9月15日までの3カ月。昨年1年間で4万4,000人が同プールを利用したが、屋外プールがオープンしている間は、それ以外の月の約3倍、月に7,000人から8,000人の利用がある。50m×20.9mで日本水連公認の9コース。深さは1.3から1.6m。
屋外プールオープン初日の午前中は、晴れて水温も24度まで上がったが、外で泳ぐにはまだ寒く、屋外プールでひと泳ぎすると、すぐに温水の室内プールに向かっていたようだ。
同プールは、昨年4月から市内でスイミングスクールも運営する(株)アクティスと(株)長岡ビル保全社の共同企業体が指定管理者となった。
昨年の利用者は前年の2,000人増の4万4,000人。施設は昭和48年オープンと古く、イベントなどを行う経費も厳しいが、館内の案内などをカラフルな色紙で装飾したり、来館者を迎えるあいさつを行ったりと明るい雰囲気作りに努めている。
今夏は三条市の節電対策で毎週水曜を無料開放デーとするため、さらに多くの利用を呼びかけている。
屋外プールオープンとともに利用料金は夏料金となり、高校生以上200円、中学生以下100円、ロッカー代は1回20円。3カ月、6カ月、1年の定期券も販売している。
利用時間は午前10時から屋外は午後7時まで、屋内は日曜と祝日が午後7時まで、それ以外は午後8時まで。月曜と月末は休館。利用には水泳キャップを着用し、屋外プールは水の事故防止のため小学生以下はおとなの付き添いが必要。