4月に続いてジャーナリスト津田大介さんを迎えた「地方革命文化会議 Vol.2 ものづくりサミット」が24日、武田金型製作所=武田修一社長・燕市西燕=で開かれ、アウトドアブランドのスノーピーク=山井太社長・三条市中野原=から管理本部システム課マネージャーの金井淳さんも講師に「ソーシャルメディアが変えるものづくりの未来」をテーマに講演やパネルディスカッションを行う。
津田さんの提案もあって、今回は武田金型製作所の工場内が会場。現場のライブ感のなかでものづくりのトークライブをという趣向だ。
仮題は津田さんが「ソーシャルメディアで考えるものづくりの未来」、金井さんが「スノーピークのブランディングとネット活用」。さらに武田金型製作所マルチメディア事業部の武田修美さんが「mgnブランドのネット活用術」でライトニングトークのあと、パネルディスカッションに移り、全国、県内、地域の事例から製造業のあり方を考える。
4月9日に燕市吉田産業会館で開いた「地方革命文化会議」に続き、燕市吉田神田町、日本ビジネスアカデミア代表の加藤昌樹さんが実行委員長を務める県央文化交流会議実行委員会が主催する。前回は150人が来場した。
前回はタイミング的に震災に重心を置いたが、今回はものづくり。会場の武田金型製作所は、iPad用ケース「iPad ARMOR」で先にジャパン・ツバメカトラリー・ハウスウェアデザインコンクールで県知事賞を受けており、昨年から商品開発のようすをUSTREAMを使って生中継し、可視化するユニークな取り組み行っている。
津田さんも昨年末から何度か同社を訪れ、USTREAMにも出演している。全国的は工場ツアーも流行しており、新しいスタイルでのトークライブ。実行委員長の加藤さんは、「今までは企業に売り込むしかなかったメーカーが、ダイレクトに消費者に売り込める、そうした部分でのSNSの活用を伝えたい」、「元気がない地元企業の情報発信のひとつのきっかけにもなれば」と言い、とくにものづくりにかかわる人の参加に期待している。参加費は3,000円、定員30人。参加の予約は公式サイトから。