東日本大震災に伴って芽生えたボランティア精神を継続し、広げていこうと燕市社会福祉協議会(青柳芳郎会長)は、ボランティアの初心者を対象に25日午前10時から燕市老人集会センターでボランティア情報交換会を開くので、広く参加を呼びかけている。
対象はボランティア活動を初めて1年未満の人と、これからボランティアを始めたいという人に限定。燕市内でのボランティア活動をする人たちの情報交換の場で、東日本大震災に伴う宮城県の災害支援報告、各地区ボランティア団体の紹介、だれでもできるボランティアの紹介などを行い、11時半に終わる。
年に1、2回開いている市内ボランティアの情報交換会で、前回は約70人が参加した。東日本大震災で市内に避難所が開設されたのに伴い、避難所の運営ボランティアに200人以上が登録。新たなボランティアの芽生えがあった。
一方で、市内では新たにボランティア活動に取り組む人が少なく、ボランティアの高齢化が問題になっている。せっかく生まれたボランティアの芽生えを今回限りで終わらせるのではなく、今後のボランティア活動につなげていこうと、今回はボランティア初心者にターゲットをしぼった。
東日本大震災でボランティアに興味をもった人、興味がありながら一歩を踏み出せないでいる人など、この機会に気楽な参加を呼び掛けている。会場は燕地区の大曲地内だが、吉田支所午前9時45分発、分水支所9時半発の送迎バスも用意する。
参加は無料で、参加したい人は22日までに電話かファクスで市社協の本所か支所へ申し込む。手話通訳、要約筆記が必要な人は事前に知らせる。申し込み問い合わせ先は次の通り。