三條蘭亭会(井上雨石会長・会員65人)は17、18、19の3日間、ことしも三条市中央公民館で第24回書道展を開き、会員の作品など43点を展示している。
三條蘭亭会は、日本書法教育会で学ぶ三条市や燕市を中心とした書道団体。三条、燕、新潟の6人の師範とその教え子などが会員。書道展では1年間の勉強の成果を発表しており、平成16年の7・13水害の年に1度休んだ以外、昭和60年設立の翌年から毎年、同公民館を会場に開いており、回数は24回だが、ことし25年目で四半世紀の歴史となった。
作品は会員38人の42点と賛助出品の長谷川白楊日本書法教育会理事の1点の計43点。かい書、行書、草書に隷書、仮名や漢字とさまざまで、昨年より7点増えて見応えも増した。
ことしもテーマは設けていないが、「見に来てくれる人にわかるように」と会員に求めていることから、だれでもわかりやすい現代文が多い。今回は、井上会長をはじめ東日本大震災に負けないようにと応援メッセージを込めた作品もあった。
開催日前日16日夜に、出品会員が展示作業を行った。同会では、ことし入会した高校生会員3人の作品も展示、幅広い年齢層のバラエティーに富んだ作品が毎年、訪れる人を楽しませている。第24回書道展は、午前9時から午後5時まで、最終日19日は4時半まで。入場無料。