三条市立栄中美術部が19日始まる三条市・しらさぎ森林公園「花菖蒲まつり」のメーン看板を制作、公園入り口に設置 (2011.6.17)

三条市のしらさぎ森林公園を会場にして19日始まる「花菖蒲まつり」を前に、ことし初めて同まつり実行委員会が依頼して地元の栄中学校生徒がメーン看板を制作。完成した看板を公園入口に設置した。

しらさぎ森林公園「花菖蒲まつり」の看板を制作した栄中学校美術の生徒と完成した看板

花菖蒲まつり実行委員会が、地域でまつりを盛り上げようと、地元の栄中学校（遠藤精一校長）に看板の製作を依頼した。同校美術部（下田博明顧問・19人）の2、3年生12人が中心となって、5月中旬から1カ月がかりで制作。放課後の部活動の合間をぬって、デザイン、下書き、色ぬりをして完成させた。

16日午後1時半に、花菖蒲まつり実行委員会の近藤正治実行委員長が同校を訪れ、生徒から看板の引き渡しを受け、さっそく会場のしらさぎ森林公園入口に設置した。

看板に描いたハナショウブ

看板は、縦90センチ、横360センチ。紫色に黄色の縁取りをつけ、浮き出るように見える「花菖蒲まつり」の大きな文字とその両脇に紫や青のハナショウブの花を描いた。

美術部部長の3年生森山朱楓（しゅか）さんは、「花菖蒲まつり」の文字を目立たせたいと配色に気をつかい、さらにハナショウブの花をできるだけ本物に近づけようと、図鑑を馬手研究し、色の使いかたを工夫したと話し、「いろいろな人に見に来てほしい」と、栄地域のハナショウブとともに美術部一丸で取り組んだ看板も見てもらえればと来場を呼びかけていた。

看板は、まつり期間の6月19日から7月3日まで設置。来年以降も継続して使用する考えだ。