三条クラフトフェア実行委員会(高橋恒夫実行委員長)は18、19の2日間、三条市・槻の森運動公園で全国のクラフト作家など170組が参加する県内最大規模のクラフト展「第4回三条クラフトフェア in 槻の森」を開いており、初日18日は家族連れや夫婦、友人同士などでにぎわった。
今回で4回目で、同所での開催は前回までの八木ヶ鼻オートキャンプ場から移っての初めて。広々とした芝生広場をぐるっと囲むようにして木工、陶芸、ガラス、漆器、編み組細工、染織、皮革、古布、樹脂、金属、和紙、和ろうそく、鍛冶など、全国各地からさまざまなジャンルのクラフトマン160組と地元の飲食模擬店10店の計170店が出店し、作品の販売をはじめ体験や実演も行っている。
初日18日は、開場の午前10時前からたくさんの人が訪れ、世界にひとつの手作り作品とその作者との会話を楽しみながら、ひとつひとつの出店ブースをゆっくりと時間をかけて見ている人が多かった。会場は目の前の山の緑と芝生の緑に囲まれ、会話を楽しんでほしいという主催者側の考えで音楽などは流していないことからか、大勢の人が集まっているものの、鳥のさえずりも聞こえるほどの意外と静かな空間。
新潟市から家族4人で初めて訪れたという男性は、「欲しいものがたくさんあって、お金をおろしに行ってこようと思っている」、「こんなにいいとは思わなかった」と予想以上の質の高い作品と驚いていた。
また、昼前には飲食の模擬店もにぎわい、買い物を済ませた人は芝生の上に腰をおろしてさっそく味わっていた。「新潟たれカツ丼」や三条・下田地域の名物サツマイモを継型ハンバーガーやシフォンケーキや笹団子など、なかには行列ができる店舗もあった。
2日目の19日も午前10時から午後4時半まで開く。入場無料。JR東三条駅から会場間で無料の臨時バスも運行している。