ラーメンを切り口に燕三条地域を盛り上げようと地元有志でつくる組織「燕三条ラーメン王国」(梨本次郎代表)は、「カレーラーメンの歌」の体操を子どもたちから創作してもらい、そのプロモーションビデオを制作する「三条『カレーラーメン体操』キッズプロジェクト!」を19日、始動した。
昨年、高校生とのワークショップで『カレーラーメンの歌』をつくり、最終的にはCDまでリリースした。B級グルメブームもあり、三条のカレーラーメンを全国区のラーメンに押し上げたが、さらに二の矢、三の矢をと「カレーラーメン体操」を創作することに。創作する4年生以上の小学生を募集し、初日19日は市内の四日町小学校を月岡小学校の女子17人、男子3人の20人が参加し、午前9時半から月岡小学校で行った。
体操の創作をリードし、アドバイス、最終的な仕上げを行うプロデューサーは、中央でも活躍する新潟県出身のダンサーコーディネーター、αi(あい)さん(23)。子どもたちが数人ずつグループに分かれてワークグループ形式でそれぞれが体操を考案し、発表した。そのようすをビデオに収録し、あとでαiさんがいいところを組み合わせてひとつの体操にまとめあげる。
子どもたちにとってもちろん体操を創作するのは初めてだが、グループごとにしっかり体操を完成。照れくさそうに、体操の動きを書いた紙を見ながら完成。「口のまわりが黄色だけど」の歌詞にそって口の周りをこするような動作、二人で向き合った楽しい動作など、ユニークなアイデアを出し合った。
「みんなすっごい悩んですごい練習して頑張って」とαiさんは参加した子どもたちを絶賛。ふだんから子どもたちにダンスを教えていることもあって、この日のスケジュールが終わってからも子どもたちはαiさんの周りを囲み、「ねー、遊ぼう!」とチームワークもばっちりだ。
そんななかでもαiさんは「体操なのでその動きに対してどの筋肉が動き、どの場所が伸びているのかということを皆さんがわかるような状態で体操に変えていくのがポイントです」と体操にこだわっている。
次回6月26日はαiさんが完成させた体操を小学生とプロモーションビデオに出演するエキストラで一緒に覚え、7月3日にプロモーションビデオを撮影。さらに9月25日に三条鍛冶祭りのステージで体操をお披露目する。