三条市で活動するボランティア団体「ミュージックエコ」と三条フォーク村(21世紀にのこしたい唄達の会)が5月22日からの毎週日曜の午後、三条東映ムービルで5回シリーズで行った東日本大震災被災者支援のチャリティーイベント「負けるな東北!負けるな日本!東日本大震災被災者支援イベント〜歌と笑いで三条から元気を!!」が6月20日をフィナーレを迎えた。
この日のMCは、よしもとの「地元に住みます芸人」群馬県担当、アンカンミンカンの川島大輔さんと富所哲平さん。後半の皮切りにネタも披露して会場を温めた。
地元フォークシンガーを前座に始まり、吉田拓郎を歌う千葉県のフォークシンガー井上ともやすさん、三条市の小学4年生で全盲の佐藤英里ちゃん(10)が出演。最後にこれまでのイベントの参加者もステージに上がってフィナーレとなった。
来場者は約50人で、大半は東日本大震災で三条市内に避難している人たち。終演後はアンカンミンカンから色紙にサインをもらおうと列をつくり、主催者のもてなしに涙を流して感謝する人もいた。
ミュージックエコの田辺頼巳代表が、三条市内の避難所で炊き出しを行ったとき、避難している人たちを町へ誘って楽しんでもらい、市民と交流できるイベントが求められていることを知ってこのイベントを企画した。
会場の東映ムービルが震災の影響で本来の営業である大衆演劇の公演ができなくなっったため5日間、会場を無償提供してくれた。三条市出身の瀧澤勉さんが社長の芸能事務所「プラチナプロダクション」に所属するタレントが被災地から避難している人たちを励ますビデオレターやサイン色紙も寄せてくれた。
入場無料の代わりに会場にはペットボトルの募金箱を設置。少なくとも数万円の善意が集まったようだ。