7月7日の「七夕」に向けて燕市・分水おいらん道中のメーンのマスコットキャラクター「きららん」がツイッターで七夕の願い事の募集を開始。6月22日はJR燕三条駅の燕三条エフエム放送前に竹を飾り、ツイッターの願い事を短冊に書いて下げ、実体化させている。
「きららん」のツイッターアカウントは、フォロワーが6月22日までに1,200人を超える「@kiraran_tsubame」。ツイッターで願い事を応募するのは簡単で、ハッシュタグを利用する。ハッシュタグは「きららん」の「七夕」ということで「#kiratana」(きらたな)。
このハッシュタグで願い事をツイートすれば、「きららん」が短冊に書き写し、燕三条エフエム放送前に飾った竹に下げてくれる。面倒なら「@kiraran_tsubame」あてに願い事をツイートすればいい。
自筆の願い事でも構わない。竹の下に置いてある短冊に自由に書いて下げてもいいし、燕市吉田庁舎の商工観光部商工振興課の窓口に置いてある短冊に書けば、あとで職員が駅へ持っていって下げてくれる。
初日はさっそく12の短冊を下げた。「きららん」の短冊には「そよそよと ふく風かおる 初夏の日に 君の笑顔と寝顔が見たい」と得意の短歌でキメる。
ほかの職員にも書いてもらった。「妻に似た 美しすぎる 女の子 今年中には 授かりたいな」には、奥さんに何か弱みを握られているのではと心配になる。「欲しいのは ステキな彼女と 大金と 心の安らぎ 大きな器」と随分とストレートで欲張りな願い事もある。
とはいえ突然、思いついた七夕企画。短冊は約20×10センチと短歌も書きやすい幅広に手作りし、七夕飾りもインターネットで検索して独学し、色紙を切ったり張ったりして作った一夜漬けだ。
短冊に糸を通す作業に「ちょっと手が痛くなりました」とぼやきながらも、せっせと短冊を飾る「きららん」担当。七夕の週の最後、7月10日まで竹を飾っておく考えだが、その後、短冊を燃やしたらいいのか、どうしようかと考え中。
賞品を用意する時間も予算もないが、なんらかの賞を決めたい考え。「市長にも選んでほしいなー」と「きららん」。短冊に鈴木力市長からも願い事を書いてもらおうと企んでおり、「これからお願いに行くつもり〜」と、めがねの奥で目が“きららん”と光った。