燕三条地場産業振興センターが運営する「レストラン メッセピア」は25、26の2日間、1日30食限定で「地場産ランチ」を販売し、県央地域の夏野菜をたっぷり使った新メニューを燕産の高級カトラリーで味わってもらう。
「地場産ランチ」は、食材からカトラリーまで、地産地消にこだわって開発した限定メニュー。「地元野菜のステーキと越の鶏のステーキ」、コシヒカリに古代米「紫宝」をブレンドして梅干しを加えた「古代米のライス」、冷静スープ風の「かぼちゃとトマトのすり流し」、ドリンクの「初夏」をイメージしたセットで980円。2日間とも午前11時から午後6時までの提供だが、限定30食がなくなれば終わる。
地元野菜のステーキは、燕三条産の丸ナスで玉ねぎをサンドしたステーキにオオバをトッピング。赤と黄のパプリカのグリル、プチトマトとマッシュポテトを添え。ワンプレートに盛り付けた新潟地鶏「越の鶏」のステーキにトッピングは緑のキュウリのグリルと彩も鮮やかで、さっぱりとして食の進む黒酢のソースとともに味わう。
成人が1日に必要な野菜の摂取量350グラムとされるが、採れたての地元野菜をたっぷり使った同ランチ1人分で野菜300グラムを摂取できる。
そしてランチを口へ運ぶカトラリーは、ことし「金属洋食器製造100周年」の日本金属洋食器工業組合の寄付するナイフやフォーク、スプーンなど極上のカトラリーを使う。
「地場産ランチ」は、季節にあわせて内容を変更し、数カ月に1度のペースで発表、提供したいとしており、今後、継続していく考え。また、洋食器工業組合からの寄付は、8社が協賛しており、毎回、内容に合わせたカトラリーを用意する。
同レストランの吉田ゆかりマネージャーは、「市外の方はもちろんですが、地域の人たちにも、おいしい地元食材を味わっていただければ」と来店を呼びかけている。