九州南部は昨年より22日も早く28日に梅雨明けしたが、県央地域は梅雨の真っただ中。うっとうしいじめじめ天気が続いているが、対照的にアジサイの花は色の鮮やかさを増している。
29日の三条は、最低気温22.1度、最高気温28.9度。昼ころまで雨が降り、29日に入って正午までに累計9.5ミリの降水量を観測。その後はみるみる青空が広がった。
雨上がりのぎらぎら照り続ける日差しに、不快指数もうなぎのぼり。ぐったりする暑さだったが、アジサイは今が見ごろだ。
燕市吉田地内、国道116号の吉田東町交差点から新潟市方向へ向かって次の富永交差点まで200メートル余り、道路の左に沿ってのびる水路の片側の護岸コンクリートには、約30カ所にますを切ったように四角い穴があり、そこにアジサイが植えてある。
まだ薄緑の花もあるが、大半は紫、青、ピンクなどに色づいている。アジサイは梅雨を代表する花で、とくに見た目が涼しげということもないが、花のかたまりの鮮やかな色に目が止まった一瞬だけでも、暑さを忘れさせてくれる。