8/4-6の2泊3日で燕市内の小学校6年生が長善館の遺風に学ぶ初めての長善館学習塾、英語や漢詩を学び、歌やカヌーを体験 (2011.6.30)

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漢学者鈴木文臺が江戸後期に燕市粟生津に開いた私塾、長善館の精神をこの夏休みに市内小学校6年生から2泊3日で学んでもらおうと、燕市中央公民館では8月4日から6日まで燕市粟生津公民館に寝泊まりして英語や漢詩を学び、歌やカヌーを体験する長善館学習塾を開く。

燕市中央公民館から市内小学校6年生を対象に粟生津公民館を拠点に開く長善館学習塾のちらし
燕市中央公民館から市内小学校6年生を対象に粟生津公民館を拠点に開く長善館学習塾のちらし

粟生津公民館は、長善館の跡地に建つ長善館史料館から歩いてすぐの場所にある。初日は開講式、参加者のコミュニケーションをうながすアイスブレークに始まる。この学習塾で塾長を務める長善館史料館の吉田勝館長がオリエンテーション的な講義、近くの特別擁護老人ホーム「吉田愛宕の園」を見学する。

午後から長善館史料館、分水良寛史料館、国上寺の良寛が晩年を過ごした五合庵を見学。最終日に「吉田愛宕の園」で披露する歌を練習、燕市の外国語指導助手による英語塾を受けて夕食、自由学習などを行って就寝。

長善館学習塾で宿泊する粟生津公民館
長善館学習塾で宿泊する粟生津公民館

2日目はラジオ体操で始まり、英語塾、歌の練習、そして漢詩塾。漢詩塾は三条市・諸橋轍次記念館の佐藤海山指導員を講師に、子ども向けに提示した漢字をパズルのように組み合わせて漢詩を作る。午後からは中ノ口川へ移動してカヌー体験、英語塾を行う。

最終3日目は、ラジオ体操のあと朝学習。歌練習、漢詩塾のあと、「吉田愛宕の園」を訪問して歌を披露。午後からは塾長講義のあと閉講式を行って終わる。

燕市では、長善館の遺風を今に伝えようとさまざまな取り組みを行っており、この学習塾も今回、初めて開く。小学校最後の夏休みに仲間とのふれあいをと参加を呼びかけている。

対象は市内の小学校6年生で定員20人、参加費は食材費、飲み物代、宿泊用具代を含めて5,000円。申し込みが定員を超えたら抽選で参加者を決める。

参加申し込みは7月5日から20日まで中央公民館(電話:0256-63-7001)、吉田公民館(電話:0256-92-4111)、分水公民館(電話:0256-97-2703)で受け付ける。問い合わせは中央公民館へ。


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