三条市保内地区 のコーラスグループ「花コーラス」(谷内田清美代表・36人)は、3日午後1時から三条市下保内、浄福寺で第5回花コーラスサマーコンサートを開く。
花コーラスは平成12年に保内小学校PTAの女性4人で結成。翌年から加茂市の押見栄喜さんを指揮者に迎え、千鳥会コンサートや加茂市民音楽祭に参加。今は三条や加茂、新潟に住む20歳代から70歳代の男性9人と女性27人の混声合唱団となっている。
月数回の練習に励み、小中学校の行事参加や老人ホームや保育園への出前コンサートを行い、2007年からは地元保内地区の浄福寺で単独コンサートを開いて練習の成果を発表。創立10周年だった昨年は初めて加茂文化会館大ホールで単独コンサートを開き、800人近くもの観客を集めている。
今回のコンサートは、指揮押見栄喜さん、ピアノ坂上千恵子さん。4部構成でオープニングは昨年、創立10周年を記念して制作した『花コーラスの歌』。第1部は、子どもからおとなまで親しみやすいポップス、第2部は花コーラスの女性メンバーだけでつくる「花27」と同コーラスの男性メンバーを含む男性コーラス「バーム」がそれぞれのコーラスを披露する。
第3部は「みんなで歌おうコーナー」と題して観客も巻き込んだコーラス。曲によっては振り付けもあり、『森のくまさん』ではクマさん役、お嬢さん役などの配役も決まっている。最後の第4部では、地元保内地区の歌『ふるさとはここだよ』など盛りだくさんの内容だ。
本番を前に29日夜に浄福寺で行った練習は、コンサートと同じ進行のゲネプロ。ジョークを交える押見さんの指導に笑顔が絶えず、和やかな雰囲気。線香の穏やかな香りのなか、メンバーの楽しく明るい歌声があたりに響いていた。
谷内田代表は、震災の発生など世の中が暗くなりがちなので、コンサートは楽しい選曲と「みんなで歌おうコーナー」の曲も増やしたと話している。サマーコンサートは、入場無料で、だれでも鑑賞できる。