三条市は企業の節電に伴う休日シフトへのサポートとして、1日から9月9日まで必要な児童を対象に土日保育を無料で行う「企業の節電に伴う休日保育」を開始した。
対象児童は、企業などが節電対策に伴って就業日を変更するため、土、日曜に保育が必要な0歳から未就学児と3年生以下の小学生。市立の旭、月岡、栄中央、千代ヶ丘の4保育所に限定して行っている。
0歳児の受け入れは、離乳食調理の都合で原則、月岡保育所だけで実施。いずれも保育料は無料。利用は基本的には予約が必要で、当日の保育希望者の状況によっては開所しない施設もある。
7月1日現在で、日や期間はまちまちだが、計16人の利用の申し込みがある。休日保育を開始した1日は、月岡保育所だけで2人を保育した。
休日シフトで働く親や企業にとってはありがたいサービス。しかし、子どもたちの立場からすると、ともすると1週間連続で保育所に預けられ、親とともに過ごす時間がなくなることを懸念する声もある。
仕事で土、日曜に保育所に預けるのは仕方ないが、できれば休日となった平日には、保育所を休ませるなどして子どもたちと一緒に過ごす時間を確保するよう期待する関係者もいる。