三条市出身の経済ジャーナリストで作家の相場英雄さん(43)が、東日本大震災に伴う避難者を受け入れた三条市に取材したコラムの第3弾「相場英雄の時事日想:東電社員よ、避難所に足を運んでいるのか」が掲載された。
相場さんはIT系のニュースサイト「ITmedia」の「Business Media 誠」で週1回連載のコラム「相場英雄の時事日想」を書いている。東日本大震災の発生から震災関連をテーマにする一方、被災者の受け入れ側も取材しようと、6月4日に生まれ故郷の三条市に取材した。
今回はそのときの取材の第3弾。前2回は国定勇人三条市長の取材についてだったが、今回世は三条市総合福祉センターの避難所で世話役を務める杉義行さん(71)への取材から。1日も早くふるさとへ帰りたいという避難している人たちの心情や避難所での生活状況にふれ、何よりも相場さんは、東京電力の姿勢に怒る。
東電の社員が一度もこの避難所に来ておらず、本来、東電が行うべき避難所の運営を三条市の職員やボランティアが担っていることを指摘し、自戒をうながしている。