「燕三条ラーメン王国」(梨本次郎代表)による「三条『カレーラーメン体操』キッズプロジェクト!」のプロモーションビデオ撮影が3日、三条市の月岡小学校やその近くのトリムの森、三條機械スタジアムで行われた。
「燕三条ラーメン王国」は、ラーメンを切り口に燕三条地域を盛り上げようと地元有志でつくる組織。昨年、高校生とのワークショップで『カレーラーメンの歌』をつくり、最終的には燕市のシンガーソングライター、矢代秀晴さんの歌でCDをリリース。その歌にあわせて今度は「カレーラーメン体操」を創作、プロモーションビデオを撮影しよう取り組んでいる。
キッズプロジェクトでは、市内の四日町や月岡小の児童20人で、学校の女子17人、男子3人の20人が参加し、新潟県出身のダンサーコーディネーター、αi(あい)さんのプロデュースで6月19日にワークショップ形式で子どもたちがアイデアを出した。それアイデアをαiさんがまとめて体操を完成させ、6月26日に振付指導のレッスンを行った。
そして7月3日は、プロモーションビデオの撮影。プロジェクトキッズに公募したエキストラも加わり、約60人が参加。先に行われた三条市内のカレーラーメン提供店を回るスタンプラリーでカレーラーメンマスターになった新潟市南区に住む人も参加した。
文字通りメガホンをとったのは代表の梨本さん。先に撮影が行われた燕のご当地映画がナシモト監督なら、こちらは梨本監督。梅雨のうだるような暑さのなか、「いいよ、いいよ!」、「すばらしいね〜!」と声をかけ、大きな身ぶりで熱血演技指導した。
撮影は動画配信を手掛けるオフィス「ノブヨシコム」主宰の小林伸嘉さん。体操の動きを指導するのはαiさん。さらに歌の矢代さんも曲の音出しを手伝い、連携作業で順調に撮影が進んだ。
薄曇りだったが、じっとしていてもぐったりするような暑さでも、カレーラーメンエリートとも言える子どもたちは、飽きることなく体操に集中。創作に自分たちも参加したというちょっとしたプライドもあり、その成果を披露しようと張り切っていた。
三條機械スタジアムでの撮影は当初、外野の芝生で行う予定だったが、時間になっても野球の試合が終わらなかったため、スタンドに変更。臨機応変に客席の斜面を利用して体操したり、カメラに向かって列をつくって階段を駆け上がったり。完成後のビデオが楽しみになるような笑顔があふれるショットを収録し、1日がかりで撮影を終わった。
撮影はこれですべて終わりではなく、三条市の繁華街、本寺小路での撮影も計画しており、8月いっぱいで編集を終わらせたい考え。9月25日に開かれる三条鍛冶祭りのステージで体操をお披露目する。