8日未明、不自然な運転をしていた軽自動車を三条署のパトカーが追跡、逃走した軽自動車が事故を起こして車に乗っていたと思われる男性1人が死亡したことについて、同日午前、三条署の福原副署長は取材に対して「今の時点では詳しくは捜査中だが、(パトカーの)追跡方法に問題はないと考えている」とし、「亡くなられた方のご冥福をお祈りする」とコメントした。
追跡の状況については、パトカーは警ら中で、三条署の36歳の男性警察官が運転し、助手席に21歳の女性警察官が同乗していた。国道8号方向から中ノ口川に架かる佐渡橋方向に向かう車線を走行中、三条市須頃地内のパチンコマルハン燕三条店付近で、パトカーの前を不自然に走行する軽自動車を発見した。
「前の軽自動車、止まってください」とマイクで停止を求めながらパトカーが近づくと、軽自動車は急にスピードを上げて燕市佐渡地内のチャレンジャー燕三条店前の丁字路の信号交差点の赤信号を無視して、佐渡橋方面に逃走した。
パトカーは赤色灯をつけてサイレンを鳴らし、軽乗用車の後を追うと、そこから約900メートル先で軽乗用車が横転していた。車の外には男性が意識を失って倒れていたことから、すぐに救急車を要請した。パトカーは離れていたので、軽自動車が事故を起こしたところは見ていない。
また、警察官らは軽自動車の後部座席に人が乗っていたことを追跡途中などでに確認しており、運転手と合わせて複数の人が乗っていたと思われたが、横転した車の中にはだれも乗っていなかったという。事故は燕市内で起きていることから、捜査は燕署で行っている。