三条署は8日、毎月6と9の日を語呂合わせで「6・9(ロック)の日」として「鍵かけ」を呼びかける活動の一環で、JR三条駅前で市内の高校生の生徒にも参加してもらい自転車盗難被害防止などの広報啓発活動を行った。
午後4時15分からの活動には、同駅近くの三条高校生活委員の15人と新潟県央工業高校囲碁将棋同好会12人の生徒が参加したほか、市役所市民部環境課、三条署員など計約40人、さらに、県警マスコット「ひかるくん」と三条市環境マスコット「エコちゃんサンちゃん」の着ぐるみも参加した。
参加者は数班に分かれて、駅の乗降客への呼びかけと駐輪場の自転車の施錠の点検や整列などを行った。
駅の乗降客へ鍵かけでは、「防犯の基本は 一声かけて 鍵かけて」と書かれ、空き巣や忍び込みなどの被害状況や県内の鍵かけの実態などを掲載したちらしと自転車のワイヤー錠などを配布し、「鍵かけをお願いします」と呼びかけた。
自転車がぎっしりと並んだ駐輪場では、生徒たちが1台1台の施錠と防犯登録の有無などを確認し、不備のあった自転車にチェック票を取り付けた。
この日は最高気温35.5度で、午後4時でも31.7度の猛暑。参加した生徒たちは顔を赤く火照らせ、汗を光らせ活動した。また、「ひかるくん」も「エコちゃんサンちゃん」もいつもなら子供たちが握手を求めたりくっついたりしてくるが、立っているだけで汗が流れる暑さのなか、ふわふわの暖かそうな着ぐるみに近づく人は少なかった。