燕市は、「燕はひとつ推進団体」として燕GG愛好会(諸橋幸雄会長)、燕市文化協会(大山治郎会長)、吉田ジュニアクラブ(大矢弘代表)の3団体を認定。12日午後2時から市役所でその認定証交付式を行った。
各団体の代表者が出席し、鈴木力市長からそれぞれアクリル板ではさんだ認定証を手渡した。鈴木市長は、認定した3団体は合併前の旧3市町の枠組みの各地区が「交流しながらさらに大きく輪を広げる活動と認識」し、「燕はひとつ」を合い言葉に地区の交流が深まるよう「さらに積極的に取り組んでいただきたい」と期待した。
同市は2006年に合併したが、旧3市町の一体感を高めようと今年度、「燕はひとつプロジェクト事業」をスタート。市内各地区の交流促進(市民交流活動)や団体同士の統合(団体統合活動)を行う団体を「燕はひとつ推進団体」と認定する「YOU-GO(融合)支援事業」の認定団体を4月から公募した。
認定団体には、1団体につき1回限りだが10万円を限度に補助金を交付。さらに競技大会などの実施では1回限りで総額5万円以内の表彰用品物品を購入。ほかにも広報支援や人的支援を行う。ただ、今回はまだ認定しただけで、実際の補助金の交付などはあらためて申請してもらってから決める。
認定された3団体は、それぞれ燕市を一体化する取り組みを行う。燕GG愛好会は、市内のグラウンド・ゴルフの組織。これまで吉田地区と燕地区がグラウンド・ゴルフのクラブがあったが、今回の認定制度の実施に伴って両クラブを統合し、さらに分水地区を加えた全市的な組織として5月に発足した。まさに認定制度が生みの親となり、9月24日に吉田ふれあい広場で第1回燕市長杯グラウンド・ゴルフ市民交流大会を開く。
燕市文化協会はすでに3地区の文化関連団体が統合されているが、来年度、3地区合同発表会を開く計画。吉田ジュニアクラブは吉田地区の少年野球チーム。9月3、4日と吉田地区粟生津育ちの福岡ソフトバンクホークスの元投手、現編成・育成部育成担当の星野順治さんの名前を冠した少年野球大会を開き、吉田、燕、分水の各地区1チーム、県内から5チームの8チームが参加する。