16、17の2日間の燕市分水地区の夏まつり、第40回分水まつりは初日16日、ことしもたるみこしのオープニングセレモニーで始まり、夜は分水みこしや民謡流しでにぎわった。
夏まつりの多くは行政や商工会、商工会議所が主体だが、分水まつりは地元諏訪神社の祭礼と合わせて行っている。そのため、地蔵堂本町通りには約100の露店がひしめき、浴衣が似合う夏まつりだ。
日中は気温が30度を軽く上回る相変わらずの酷暑。日中は夏の日差しがぎらぎらと照りつけるなか、交通安全パレードなどが行われた。
夕暮れとともに、お祭り広場ステージで市民音楽ステージが始まると、諏訪神社からみこしが出発。分水みこし1基と子どもみこし2基が地蔵堂本町通りを進み、続いてお祭り広場で民謡流しと仮装盆踊り大会とまつりは絶好調を迎えた。
夜はさすがに過ごしやすかったものの、みこしを担げば、あっと言う間に噴き出す汗。顔を真っ赤にして威勢のいいかけ声を上げ、みこしをもんでいた。
民謡流しは踊り浴衣に笠をかぶって雰囲気満点。一方、仮装盆踊り大会では、大河ドラマ「江」や分水おいらん道中をテーマにしたふん装、分水おいらん道中のマスコットキャラクター「きららん」の面をかぶった仮装も初登場して、まつりをにぎやかに盛り上げた。
イベントが終わった8時を過ぎても人が減る気配がなかった。10時前まで露店が開いていたこともあるが、まつりはもう1日残っているとはいえ、子どもたちはまつりが終わらないように、名残を惜しむように遅くまで露店をはしごしていた。