16、17の2日間行われた第40回飛燕夏まつりは、17日夜の燕ばやし大会でフィナーレに。2日間とも抜けるような青空が広がる猛暑のなかでまさに盛夏のまつりで盛り上がった。
17日は早朝のふれあい野菜市に始まり、商店街メーンストリートで産地製品即売バザールや商店街バザール、フリーマーケットなどを内容に「つばめいち」。さらに郷土芸能太鼓の響演に昼は大なべとバーベキュー、午後から燕舞ストリートダンスフェスティバル、民謡タイム&燕甚句踊り流し大会と次々とイベントを繰り広げ、最後の締めくくりはことしも燕ばやし大会だ。
この日も三条で最高気温33.8度を観測する猛暑が続いたが、暑さこそ似合うのが夏まつり。ラストの燕ばやし大会には、町内や事業所などから約30団体の2,000人が参加し、メーンストリートに延長約500メートルの踊りの輪をつくった。
ことしは第40回の節目の飛燕夏まつり。開会式で飛燕夏まつり協賛会(会長・山崎悦次燕商工会議所会頭)から12の団体・個人に第40回記念の感謝状を贈った。
協賛会名誉会長の鈴木力市長はあいさつで、「いよいよクライマックス、燕ばやしの時間がやってまいりました!」と始め、ことしの夏まつりは東日本大震災の発生を受けて「がんばれ日本」をテーマにし、「楽しんで元気を被災地に送りましょう。もちろん、わたしも市役所職員チームとして一緒に踊ります!。最後まで盛り上げていきましょう!」と気勢を上げた。
踊りの輪の長さで参加者の大まかな数がわかるが、ことしは例年より長め。ぐったりするような猛暑も夏まつりにはプラスになりこそすれ、市民を家に足止めする要因にはならなかった。
ありがたかったのは翌18日が「海の日」で休日なこと。多少、無理をしても翌日はゆっくり体を休めることができ、のびのびと踊った。歌の途中の合いの手は、ことしも各団体が声の大きさを競うように「それ!○○町!、それ○○町!」と声を張り上げ、たっぷり1時間、踊りを繰り広げた。