燕市・分水おいらん道中PR隊のキャラクター「きららん」が募集した七夕短歌の受賞作品が決まった。
ことし誕生したきららん(@kiraran_tsubame)が、ツイッターを通じて七夕に願いを込めた七夕短歌を募集。きららんが代筆した短冊をJR燕三条駅の燕三条エフエム放送前に設置した七夕飾りに下げるとともに、短冊を置いて好きな言葉を書いて自由に下げてもらった。
募集期間は6月22日から7月7日まで。150を越す作品が寄せられた。分水おいらん道中PR隊は、おいらんのきららんをはじめ、行列でお供をするかさ持ちの「かさもちーたー」、ほうかんの「ほうかんがるー」の3種類。それぞの名前を冠した3つの賞を設けた。
「きららん賞」は、「食べたいな 黒埼茶豆 笹団子 "かきのもと"かな ちまきでもよし」 (sanae.t さん @fatwitchS)。きららんは食欲も盛んなお年ごろだ。
一転して「ほうかんがるー賞」は、恋心を揺さぶる「年一の 逢瀬覗くや 下界の眼 ならば隠さぬ 雨の七夕」(燗酒・おやぢ さん @kanzake_com)。
そして「かさもちーたー賞」は、「アイすやになりたい。」(名前なし)。これは本人が書いた短冊で、子どもの字と思われるが、「アイす」となぜか「す」が平仮名に。「そこがいいんですよ」ときららん。短歌になっていないが、「願いごとが大切ですから」と、きららんはきっぱり。
受賞結果は「燕市観光情報」のページに発表したほか、応募された短歌や川柳27点も掲載している。きららんのリクエストに応えて歌人枡野浩一さんやきららんのライバル、ゆるキャラのレルヒさん、まんべくんも応募してくれた。
賞と言っても賞状や賞品はなく、以上終わり。「賞に選ばれたこと自体が賞品ですわろー」と言ったとか、言わないとか。願いのこもった短冊は保管し、来年の小正月に分水・道の駅国上の「ふれあいパーク久賀美」で開かれる地元の長辰地区の「塞(さい)の神」で、「ふれあいパーク久賀美」に設置された七夕飾りに下げられた短冊と一緒に燃やすことにしている。