19日の三条は、曇りがちながら気温はぐんぐん上がって最高は33.3度の真夏日。明け方の最低気温は25.4度の熱帯夜で、寝ても覚めても厳しい暑さが続いた。
毎正時の観測は、午前8時の31.3度から早くも軽々と30度を超えた。その割りには最高気温はあまり上がらなかったが、酷暑と呼ぶにふさわしい暑さが続いた。
これに猛暑日を含めて連続12日間の真夏日。7月に30度を超えたのはこの12日間で、記録的な猛暑だった昨夏は、7月に入って19日までの真夏日は7回で、ことしはそれを大きく上回り、先が思いやられるうだる暑さだ。
大型で強い台風6号「マーゴン」が19日午後8時、室戸岬の南南西約40キロにあり、時速15キロで北東へ進んでいる。中心気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートル。
雨台風でもあり、四国や和歌山に大きな被害の出る大雨が降り、東日本にも記録的大雨をもたらした。台風接近の前後にはきれいな夕焼けが見られることが多いが、19日夕方も空が見事に赤く染まった。
横にストライプを描くような雲やうろこ雲やいわし雲のような連続した形状の雲など、さまざまな雲と共演し、自然が生み出すスケールの大きな一度限りの芸術を見せてくれた。予報ではこの後、台風6号は東へ進み、三条市の暴風警戒区域に入ってない。
ただ、台風接近で南の風が吹き、フェーン現象が発生するおそれがある。県は15日発表した「台風第6号の接近に伴う農作物等の管理対策」でフェーン現象による高温、乾燥による農作物の管理に十分な注意を呼びかけており、水稲では水をためる湛水(たんすい)などの対策を呼びかけている。予報では、20日の県内は曇りで、最高気温34度と猛暑日に迫る。