三条市歴史民俗産業資料館では、8月28日まで同資料館で開いている企画展「三条の技〜伝統的工芸品 三条仏壇〜」に合わせて7月24日に「沈金(ちんきん)フレームアートづくり」、8月21日に「箔押し(はくおし)金具キーホルダーづくり」のワークショップを行うので、夏休みの親子をはじめ広く参加者を募集している。
三条・燕・西蒲仏壇組合が派遣する現役職人を講師に、昭和55年(1980)に国の伝統的工芸品の指定を受けた「三条仏壇」の職人技の一端をワークショップで体験してもらう。
2日間とも午前10時からと午後2時からの2回開き、参加費は材料費を含めて400円。「沈金フレームアートづくり」は、蒔絵(まきえ)職人を講師に蒔絵技法のひとつ「沈金」に挑戦する。
沈金は漆器の表面に刃物で線を彫り、そこに金箔(きんぱく)や金粉を押し込むことで文様を描く技術。ワークショップでは、漆器の代わりにポストカードくらいの樹脂板を使い、そこに沈金で絵を描く。完成したらミニフレームに納め、自分だけのアートフレームが完成する。
「箔押し金具キーホルダーづくり」は、圧力をかけて金箔を張り付ける「箔押し」に挑戦。塗師を講師に切符くらいの大きさの長方形の銅板に好きな文字や絵を彫り、オリジナルキーホルダーを作る。金箔を張ってキラキラにしたり、銅板を渋い色に変色させたりといった加工を体験できる。
定員は各回15人。「沈金フレームアートづくり」は参加申し込みを受け付け中で、「箔押し金具キーホルダーづくり」の参加申し込みは8月2日から受け付ける。問い合わせは同資料館(電話:0256-33-4446、Eメール:rekimin@city.sanjo.niigata.jp)へ。