燕市内3地区の夏まつりの最後を飾る吉田地区の「第54回吉田まつり」が22日、開幕。このところの厳しい暑さが一服、過ごしやすい陽気のなかで昼のおまつりステージから夜の民謡流しなどの行事を繰り広げた。
吉田まつりは22、23の2日間で、初日22日は昼は粟生津体育文化センターと吉田北体育文化センターの2会場でおまつりステージを開き、夜はJR吉田駅前広場にステージを設営して民謡流しなどを行った。
夜の行事は吉田太鼓龍神会による和太鼓の演奏でスタート。まつりの始まりを告げるように空気を揺さぶるような重い太鼓の音を響かせた。
続いて吉田空手道会の子どもからおとなまで約60人が型や演武を披露して見物客をわかせ、いよいよ吉田民謡流しがスタート。41団体から約2,000人が参加してまずは『吉田ばやし』。「桃太郎」を食べて休憩のあと、続いて『吉田繁盛ぶし』を踊った。
さらに、よさこいソーラン、よさこい吉田繁盛ぶしと吉田商工会青年部による和太鼓と竿灯まつりと続き、最後は竿灯の上からもちまきで菓子をまき、万歳三唱して締めくくった。
この日は三条で最高気温26.0度と7月上旬並みにとどまり、前々日には国内最高の38.4度を観測するなどこの夏は真夏日が当たり前の厳しい暑さに見舞われていただけに、この日はぐっと過ごしやすかった。
そのおかげもあってか、見物客も例年より多かった。露店も昨年の20店を大きく上回る31店が出店し、にぎわいと活気にあふれた。見物客には半袖でちょうど良く、踊り手には適当に汗が流れる打ってつけのまつり日和だった。
翌23日はビジョンよしだ駐車場を会場に午後5時15分からの吉田太鼓龍神会の披露に始まり、子供みこしもみ合い、踊り披露、よさこい吉田繁盛ぶし披露、そして最後に15団体から1,085人が参加して吉田駅前まで山車巡行を行って2日間の日程を終わる。