アウトドアブランドのスノーピーク(山井太社長・本社三条市中野原)は、スノーピーク震災復興支援プロジェクト第3弾として今度は節電に協力しようと、絶好のキャンプシーズンの8月1日から9月25日まで本社キャンプフィールドを無料開放し、楽しみながら節電に協力できる場所を提供する。
東日本大震災では、同社も宮城県仙台市のWILD-1仙台泉店を1カ月半に渡って営業休止せざるを得ない被害を受けながら、一方で震災発生直後から宮城県石巻市をベースに寝袋とマットをメーンに、物資の支援を展開したのが、キャンペーン第1弾。また、被災地から三条市に避難している人たちのために役立ててほしいと三条市に100万円の寄付も行っている。
第2弾として、5月には福島県で被災地の経済復興を祈念して「福島復興支援キャンプイベント」を開催。それに続いて今回の第3弾。「キャンプで節電」がテーマだ。
家の電気やエアコンを消し、外出して過ごすことが節電に有効とされる。それがキャンプとなれば、外出した先でさらに電気を使わないわけで、より以上の節電に貢献できる。
そのために今春、オープンした本社キャンプフィールドを利用してもらおうと企画。料金の割り引きやサービスの追加ではなく、なんとサイト代と入場料を無料にしてしまうというのが、いかにも「スノーピーク」らしい。
8月の利用料はトップシーズンの料金設定で、ポイントカード会員でサイト料金3,000円、入場料おとな2,000円、子ども500円が無料になるのだから、うれしい。夏休みのキャンプを計画していた家族やグループには願ってもないプレゼントになる。
同社では、自宅の電気製品のコンセントを抜き、「ご家族と自然のコンセントを接続してみませんか?。キャンプは、仲間や家族と過ごしながら節電を実行できる最も有効的な手段です。」とキャンプで節電を提案している。