(社)燕三条青年会議所の卒業生有志を中心につくる「寺子屋つばさ実行委員会」(高橋克典代表)は23日、燕市白山町3地内の休耕田で「第3回泥リンピック@つばめさんじょう」を開き、参加した小学生約60人が泥の中での鬼ごっこや宝探しゲームなどに熱中した。
同実行委員会は、子どもたちに生涯に残る体験や本物との出会いで地域を再発見できる場を提供しようと、泥リンピックや「食育学校〜はらぺこ塾」を行っている。
泥リンピックはことしで3年目。ことしは小学校低学年にも参加対象を広げたので、昨年の2倍近い60人が参加。競技の田んぼは、地域の人から貸してもらった休耕田で、水をはりしろかきなどもして土を柔らかくしてくれている。そのなかで、宝探しや鬼ごっこ、フラッグとり、ドッジボールなどを行った。
子どもたちは、泥に足を取られたりしながらも思いきり田んぼのなかを走りまわって、あっという間に泥だらけ。頭や顔から足先まで、チョコレートでコーティングしたように茶色くなっていた。
休憩で田んぼから上がった三条市の小学校5年生酒琉有君は、田植えの体験はあるけれどこれだけ泥だらけになったのは初めてと「土が柔らかくて気持ちいい、楽しい」と、ふだんはできない貴重な体験を楽しんでいた。