燕市分水地区では、東日本大震災の影響で春の分水おいらん道中、続いて市内3地区合同の花火大会も中止になったことから、少しでも分水を盛り上げ、活気づけようと地元の分水商工会青年部(久須美哲朗部長・部員22人)は、8月16日に商店街を通行止めにして初めて「まちなか盆踊り」を開催しようと計画を練っている。
25日夜は分水商工会で2回目の全体会議を開いた。部員十数人が出席し、広報班と設営班で準備している内容のすり合わせや、これまでの進ちょく状況の報告を行った。
決まっているのは、地蔵堂本町1の通りを第四銀行分水支店のある交差点から「寿司の惣六」角まで110メートル余りと渡辺菓子店を角から小路を入って約70メートルの区間を通行止めにして会場にする。
午後1時から11時まで通行規制し、矢倉など会場設営を行い、3時半からテント村販売を開始。7時から8時半まで盆踊りを行う。
テント村では地元の町内会や団体が出店。この日の報告では、閣イカ焼き、チョコバナナ、焼きそば、冷たいそば、かき氷、たこ焼きなどを予定。また、ポスターやちらしのたたき台も示した。
「春先から何かできないかという声はちらほら上がっていました」と久須美部長。来年では意味がない。どうしてもことしやろう、ゼロから始めようと、いくつかプランを出した。時期的には夏が適当なことから、盆踊りに決めた。毎年、盆踊りを行っている町内もあるので、そのノウハウを利用できる。
ことし4月にイベント委員会(山田隆委員長)を発足したのも推進力になった。集客目標は1,000人。「やるからには少しでも盛り上げたい」と山田委員長も話している。
次回の全体会議は8月4日に開き、参加団体が集まって最終打ち合わせを行う。矢倉の設営はぶっつけ本番が心配なので、事前に一度、同商工会で設営してみる計画だ。