三条夏まつり協賛会(会長・斉藤弘文三条商工会議所会頭)は26日、「東日本大震災復興祈念 がんばろう日本 第7回三条夏まつり」の第2回全体会議を開き、行事計画や警備計画の最終報告を協議した。震災の影響で財政面を心配したという主催者のいい意味で予想を裏切る多くの協賛や花火打ち上げに感謝した。
正午から、餞心亭おゝ乃で開き、100人余りが出席。斉藤会頭はあいさつで、テレビや新聞で見るまつりの報道は笑顔で満ちあふれ、「その姿を見ていると、まつりは市民の気持ちををひとつにする大事な行事だと今回の地震、報道を見て思った」と言い、昨年を上回った協賛金や花火の打ち上げ数に関係者や市民の協力に感謝。「市民の気持ちをひとつにする素晴らしい夏まつりを迎える」と、まつりの成功を願った。
実行委員会名誉会長の国定勇人市長は「三条市民はもとより、三条に縁あって避難されている方のためにも、元気と希望と夢を与えていただけるような素晴らしい夏まつりに盛り立てていきたい」と協力を求めた。
三条夏まつりは、8月5、6、7の3日間。5日昼のふれ太鼓に始まり、凧と凧ばやし踊りパレード、市民民謡踊り流し。6日は商店街夜店市と三条夏神輿、7日は三条総踊り、大花大会と例年通りの行事を行う。
花火大会で打ち上げる花火は、番外の市民の花火1組、仕掛けナイアガラ1組、仕掛けスターマインは昨年より1組少ない26組。そのほか10号玉(尺玉)は14発多い139発、7号玉は5発多い46発、5号玉は1発多い62発。
スターマインは、創立50周年の三条みのり幼稚園が新規で、記念の年に打ち上げる創業65周年の角利産業(株)が復活。そのほか、昨年打ち上げた3組が減り、入れ替わりがあってマイナス1組だが、昨年より金額を増やした企業もあり、スターマインの合計金額は120万円増と、震災で各企業がさまざまな形で支援を行っているにもかかわらず、その影響を感じさせない規模となる。
花火の指定観覧場所は昨年の六ノ町河川緑地に加えて、旧競馬場の三条場外発売所前の土手の一部約5500平方メートルが開放される。
また、初日5日夜の市民民謡踊り流しには、41団体2,036人の参加申し込みがあり、福島から避難している13人も参加する。各団体で踊りの練習が行われているが、一般市民を対象にした講習会は、7月31日に三条市中央公民館、8月1日に三条東公民館でそれぞれ午後7時から8時半まで行われ、三条音頭と三条おけさを練習する。