平野防災相を団長に政府調査団が三条市江口地内の五十嵐川の破堤現場などを訪れて記録的豪雨の被害の現地調査 (2011.8.1)

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県内の大雨による被害状況を把握するために平野達男防災担当大臣を団長とする政府調査団が31日、三条市江口地内の五十嵐川の破堤現場などを訪れ、現地調査した。

三条市へ記録的豪雨の現地に調査に訪れた平野防災相
三条市へ記録的豪雨の現地に調査に訪れた平野防災相

調査団は、内閣府、内閣官房、警察庁、総務省、消防庁など各省庁など26人。昼前から三条地域振興局で泉田裕彦県知事、国定勇人三条市長などが被害状況を説明したあと、三条市江口地内の五十嵐川破堤現場、篭場地内の自衛隊土のう積み現場、三条市水害復興記念公園付近など五十嵐川助成事業改修カ所などを視察した。

地域振興局では、泉田知事が県内の被害状況を説明し、水につかった家の修復は多額になること、7年前の7・13水害で「建てなおしたのに、また」という人が被災者生活支援法の対象にならないということになると大変など、県内の被災市町村の状況など詳しく話し、「平成23年新潟県豪雨災害に関する緊急要望書」を提出して、激甚災害指定などを要望した。

堤防決壊現場の三条市江口を視察する平野防災相
堤防決壊現場の三条市江口を視察する平野防災相

国定市長は、調査団の来条に礼を述べ、国や県の尽力で7・13水害以降、スケジュール通りに五十嵐川と信濃川の復旧工事を完了した後の今回の災害に「間違いなく言えるのは、もし、信濃川の復緊が遅ければ、もし五十嵐川の災害復旧工事が遅ければ、本当に目も覆わんばかりの大災害になっていた」と話した。

しかし、7・13水害以降の改修が行われなかった部分が結果的にもろく、破堤したことを指摘。1人の犠牲者が出たこと、床上浸水だけで300近い世帯となったことも心苦しいとし、今後の課題として要望していきたいと話した。


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