燕市井土巻3、燕三条ワシントンホテルは1日、7月に開いた東日本大震災チャリティーコンペのチャリティなどの善意を燕市と三条市に10万円ずつ寄付した。
同ゴルフコンペは、同ホテル恒例の第15回お客様謝恩ゴルフコンペで、今回は「東日本大震災チャリティーコンペ」として7月27日に新潟市西蒲区の新潟ゴルフ倶楽部で開き、三条や燕を中心に153人が参加。参加費5,000円のうち1,000円を寄付に充て、それに同社が4万7,000円を加えた20万円にし、参加者やホテル利用客に両市が多いことから燕と三条に半分ずつ寄付することにした。
三条市には、午後1時に燕三条ワシントンホテルを運営する三条市須頃2、北陸総業(株)の加藤実社長、同ホテル総支配人の真野一郎常務取締役営業推進部長、同ゴルフコンペの大会会長を務めた山崎悦次燕商工会議所会頭の3人が訪れ、まずは水害の見舞いを述べるとともに山崎会頭から国定勇人市長に善意を包んだのしぶくろを手渡した。
三条市が水害で大きな被害を受けたことから、使途は市長に一任としたが、東日本大震災の影響で三条市に避難している人のために使わせてもらいたいと趣旨通りの使い道で役立たせてもらいたいとした。
また、水害の関係では、すでにたくさんの人から応援や協力の申し出もあってありがたいと言い、燕市の鈴木力市長からも「なんでもするから」と電話をもらっていると感謝していた。
同ホテルの周辺も浸水が続いた影響となった信濃川について国定市長は、水位が予想以上に上がり、危険な状態になり、強制的に(井土巻周辺の)ポンプがストップしたと話した。
三条では、1日目の夜6時と2日目の朝6時と2回の危機があったとし、一時は「ぼくは(信濃川の堤防が)切れることも覚悟した」と明かした。下田地域の「江口が残念ながら切れたことは心苦しくてしょうがない」と話したが、もっと複数が切れるとの想定もあったことも明かし、「よく持ちこたえました」と話していた。