三条市内では今も25世帯の75人が避難し、早水地内の農業体験施設「よってげ邸」には14世帯の39人が避難 (2011.8.3)

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三条市内では記録的豪雨の影響で、3日午前8時現在でも農業体験施設「よってげ邸」=早水=などに25世帯の75人が避難している。

三条市早水の14世帯39人が避難している「よってげ邸」
三条市早水の14世帯39人が避難している「よってげ邸」

親せきや知人の家に避難しているのが5世帯の18人のほかは、いずれも下田地区の4施設に避難しており、そのほとんどが避難しているのが「よってげ邸」。今も14世帯の39人が避難しており、次いで多い牛野尾集落センターの4世帯の9人を大きく上回っている。

7・13水害が堤防決壊で嵐南地区一帯が水につかる「面」の被害だったのに対し、今回は浸水や土砂崩れ、土石流などの被害が点在する。市内に住んでいても被害を受けていない人にとってはとっくに終わったことのようになっている一方、今も家へ戻れるめどがたっていない人たちがいる。

体育館に積み上げられた救援物資
体育館に積み上げられた救援物資

「よってげ邸」は旧早水小学校を再利用しており、体育館部分には、ござを敷いた上に布団や毛布。わきに日赤の緊急セットの段ボールなどの救援物資が積んである。日中は地元の復旧作業や職場に出かける人が多いのでお年寄りと子どもだけが残り、閑散としている。

早水にある14世帯がそっくり避難した形。早水に住む坂井フサさん(80)は、豪雨になった7月29日に「よってげ邸」に避難してからいったん家に戻ったが、家の裏山に雨水がたまって大きな池ができ、一気に崩落して家がつぶされる危険があるため、「県の人がすぐ出てくれと」言われて再び1日から避難している。裏山ではこの日も排水作業が行われていた。

坂井さんの家の裏山で行われている排水作業
坂井さんの家の裏山で行われている排水作業

3日になっても「(家に戻る)見通しがつかねんだいの」とため息をつき、夕方になって強い雨が降り始めると、「また雨が貯まろんだら、山から水が出て材木が押して来るがんね」とこぼした。

もっとも避難所生活には、三食とも炊き出しがあり、「ばーか、よーしてくらって」と何の不満もない。顔見知りの集落でまとまって避難しているのも安心感につながっている。


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