1日に開設された三条市災害ボランティアセンターは、2日目2日はさらに復旧作業の手伝いを求めるニーズが増えたのに対してボランティアが圧倒的に足りず、ますます人手不足が深刻化した。
被害が大きかった下田地区のボランティアを担当する下田体育館に開設した下田本部には、1日18人、2日35人の53人のボランティアが参加。ニーズは1日18件、2日21件の計39件に対し、対応は1日1件、2日11件の計12件で、積み残しは27件にものぼる。
三条地区を担当する三条市総合福祉センターに設置した三条本部には、1日13人、2日31人がボランティアに参加。ニーズが1日12件、2日21件の計33件に対し、対応したのは1日5件、2日7件の12件の計17件にとどまり、積み残しが16件となっている。
1件につき少なめにボランティア4人で対応するとみても、積み残しを消化するには少なくとも下田本部で100人、三条本部で60人のボランティアは必要だ。週末はボランティアが増えると予想されるものの、それまでは厳しいやりくりを迫られる。
三条地区でもここに来て保内地区のニーズが増え始めている。保内地区は今までボランティアを頼む余裕すらなかったという声もある。
ボランティア作業の大半は泥だしなので、特別な技術は必要ない。企業や団体での参加も目立ち、下田本部ではこの後も仏教団体や週明けには大学生の参加申し込みが届いているが、さらに大勢の参加を呼びかけている。
ボランティアに参加したい人は、下田本部は「0256-46-3003」へ、三条本部は「0256-33-6550」へ電話する。ボランティアの手伝いを頼む人は下田本部は「0256-46-3061」、三条本部は「0256-33-6561」へ。