新潟・福島豪雨で市内各所で被害を受けた三条市に3日、災害時の相互応援協定を7月に締結した三重県菰野町職員や水害サミットメンバーの自治体、秋田県北秋田市職員が応援のため三条市に到着した。
三重県菰野町からは、水害直後の7月31日に石原正敬町長と職員2人が来条して支援について検討し、今回、職員4人が応援のため三条市を訪れた。
秋田県北秋田市からは職員2人が到着。同市は、大きな水害を経験した全国の自治体の首町が集まり、それぞれの体験を通じた経験や教訓などの情報を共有し、防災や減災に役立ててもらうため全国に発信している「水害サミット」に参加する津谷永光市長と国定三条市長と交流のある自治体。
両市の職員は、4日から6日まで浸水家屋などの被害調査を三条市職員とともに行う。また、同じ被害調査の応援で、県内からは燕市2人、柏崎市5人の職員が3日からすでに活動しているほか、4日から新潟県職員7人も加わり、いずれも6日まで、三条市職員とともに家屋調査をする。
また、このほか、自治体からのまとまった救援物資として先日の福島県相馬市からのミネラルウオーター26,000本のほか、2日に福島県白河市からトイレットペーパーや毛布などマイクロバス1台で同市職員が届け、4日午後には兵庫県豊岡市からタオルやトイレットペーパーが届くことになっている。救援物資について三条市は、避難所を通じた配布のほか、現在、調査中の被害状況に応じた配布も検討している。