民主党の岡田克也幹事長が7日、平成23年7月新潟・福島豪雨災害の被災地視察で新潟県入りし、三条市から長岡市、見附市、十日町市を視察した。
これに先だって国定勇人三条市長は、泉田裕彦知事に災害復旧に関する通常要望と特別要望の要望書を提出。とくに来年6月完成予定の貝喰川から信濃川へのポンプアップは、毎秒3トンの計画のところ、今回の状況からそれ以上の能力を求めた。
新幹線で新潟入りした岡田幹事長は、午前8時半に三条市役所下田庁舎を訪れた。ほかに民主党から菊田真紀子外務政務官をはじめ、中根康浩、金森正、鷲尾英一郎、西村智奈美、黒岩宇洋、森裕子、中林恵美子の各国会議員が同行し、泉田裕彦県知事や国定勇人市長らから本県と三条市の被害概況を聞いた。
泉田知事は、記録的豪雨の記録や被害の概況を説明し、激甚災害の指定などを求め、国定市長は、この7年間堤防のかさ上げ工事などが行われなかったところの被害と言い、「被災現場を五感を通じて感じ取っていただき、私どもも県の指導をいただきながら精一杯取り組んでまいりたいと思っているので、政権与党の皆さま方には温かいお気持ちで力強いご支援をいただきますよう」と、求めた。
岡田幹事長は、最初に「この豪雨によって大変な被害を受けられた新潟県民の皆様に対して、心からお見舞いを申し上げます」。「この目で見て、迅速な対応をすることが与党としての責任である。コメどころ新潟で非常に大きな被害が出た、それに対してきちんとした対応が必要だ」と考えての視察と言い、「与党としての責任を果たしていきたい」とした。
このあと、岡田幹事長らはマイクロバスで堤防が決壊した江口地内の五十嵐川、牛野尾地内の中の沢の土石流災害と農地災害の現場を視察し、長岡市栃尾方面へ向かった。