燕市は8日、AR(拡張現実)技術を使ったアプリケーション「Layar(レイヤー)」を利用した燕市と弥彦村を中心とした観光情報をスマートフォン向けに発信するコンテンツ「燕・弥彦観光ナビ」をリリースした。
すべてのAndroid端末とiPhoneをサポートし、カメラ、GPS機能、電子コンパス機能を必要とする。利用するにはまず無料アプリ「Layar」をインストールして起動し、「燕」と入力して検索。検索結果の「燕・弥彦観光ナビ」をクリックするだけ。スマートフォンを風景に向けると、そこに情報を表示する。
収録する情報は、良寛、国上山トレッキング、燕ラーメンマップ、産業観光マップ、立ち寄り湯、泊まる、食べるなど12のカテゴリーの約160件。今後も弥彦村のパワースポットなど情報を追加してゆく。
表示する情報をクリックして現在地から表示する情報の場所へのナビゲーションを表示することもできる。また、カメラが写す画像上に情報を表示する方法のほか、地図情報に情報を表示する「マップ表示」、一覧形式で表示する「リスト表示」にも対応し、使いやすい表示方法を選択できる。マップ表示はパソコンも対応する。
固定された情報だけでなく、分水おいらん道中PR隊のマスコットキャラクター「きららん」のイラストを表示する情報には、開催中のイベントなどの内容を収録。旅行で燕市周辺を訪れる人はもちろん、地元の人にとってもありがたいフレッシュな情報に更新してゆく。
「Layar」を使った自治体向け観光プロモーションコンテンツでは、7月に十日町市が国内初のコンテンツ「とおかまちナビ」をリリースしている。